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殺虫剤じゃあっ!その1

さ~て、本格的ネタ切れになってきたから、あまり人様が取り上げないものをあげるかな~。

なので今回と次回にわたって「殺虫剤」の瓶をとりあげてみます。ヽ(^o^ )
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もうこの段階で見るのやめちゃう人がいるような...。(ーー;)



まずはキンチョールの瓶です。(割れてるけど)
「KINCHO・大日本除虫菊株式会社」明治18年(1885年)創業。
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身長約10センチのショッカー戦闘員の方にご案内していただきます。


この瓶の魅力は青みの強いアクアカラーに金鳥のニワトリさんエンボス。ニワトリさんを挟んで「専賣〇特許」
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裏面は「キンチョール」フォントがかわいい。
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これより前のは戦前で文字が右読みになっているようです。(持ってないけど)



これもキンチョール。前の物より新しいものです。
エンボスとACL印刷によるプリントの組み合わせですが、残念ながらプリント部分は消えてしまっています。
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やはり魅力のニワトリさん。
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そして同じく「キンチョール」
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プリントが綺麗に残っているのも見つかるだろうと思って幾星霜...。
売ってるのは時々見るんですが買ってまでは....。という私の中では微妙な魅力の瓶です。
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裏面には、いにしえの噴霧器の図柄。
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次は「アース製薬株式会社」明治25年(1892年)創業の瓶です。
正面、裏面ともに肩に「EARTH」のエンボス文字。
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これは「インピレス」の瓶です。
昭和6年(1931年)設立「長岡駆虫剤製造株式会社」、のちの「ナガオカ株式会社」の殺虫剤。
なお現在はコンドーさん?(良い子はお母さんに聞いてね!)でおなじみのオカモト株式会社が事業譲受しています。
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「インピレス」のエンボス文字。
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これはワシのマークでおなじみの「大正製薬株式会社」の「ワイパア」。
大正元年(1912年)創業です。
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いやそれ、ワシのマーク...。ショッカーのマークちゃうし...。ヽ(ーー;)オイッ...。
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「ワイパア」のエンボス。
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ショッカーの...。← (だから違うって!)
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蓋にもはいってます。なおコレだけスクリュー栓。
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こちら、和歌山県有田市の「内外除虫菊株式会社」の瓶。
蚊取り線香メーカーとして明治39年(1906年)創業。月虎(ムーンタイガー)をブランドとしています。
検索すると三日月と虎が描かれたかっちょいいホーロー看板が出てきます。こりゃ効きそうです。
正面の肩には「タイガー」のエンボス。
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裏面に「ツキトラ」。
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続いて「中國製薬合資會社」の「ピレトール」。
明治12年(1879年)広島県に創業し、のちに「日野薬品株式会社」としてかつて存在していた企業です。
現在は「株式会社スズケン」グループの一社、「株式会社サンキ」。
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裏側。
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アップで。戦前からの右読みです。「害無蓄人」「ルートレピ」
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「許特賣専」「ツメンセ」
「ツメンセ」は殲滅でしょうね~。今の感覚だと何やら物騒な言葉です。(^^;)
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底周りに「社會資合薬製國中」
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以上、瓶自体には古いガラスの味は薄いけど、いろいろな企業があって調べると興味深いですね~。\( ̄▽ ̄)



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おまけ



以前つい気になって少しばかり集めてしまったお方...。

うわっ!ドン引きされるっ!!💦

コップのフチ子
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(;^ω^ )/ 次回に続く。


Commented by chinita-alta2898 at 2019-06-30 16:22
噴霧器、見たことあります^_^
昔南米にいた頃、大柄なお手伝いさんが夜寝る前にベッドの下とかにシュー、シューって無愛想に撒いてくれてました。「人間も死なないかな?」と思いましたが、無事でした。

日本も昔は噴霧器に瓶で薬液を入れて使ってたんですねー。(^。^)
ショッカー人形、いろんなポーズがとれるんですね。
Commented by hiroibito at 2019-06-30 17:57
> chinita-alta2898さん
まるさん、いつもありがとうございま~す!('◇')ゞ

えっ!南米に!Σ(゚□゚;) 
すごいな~。青年海外協力隊かなんかかな?(^ω^)

私も幼いころ家に転がってるのを見た記憶があります。ただもう役目は終わっていてじっと眠ってましたね~。
骨董市なんかで見かけるといつか買ってしまいそうな自分が怖い...。(ーー;)

ショッカーはスーパーの見切り品コーナーに並べられていて、つい懐かしくて仮面ライダーと一緒に買ってしまった食玩です。




Commented by binhori at 2019-06-30 19:39
俺の仕事の師匠が当時ショッカー役でした、スズキのワークスライダーがショッカー役してたんですよ、
Commented by hiroibito at 2019-06-30 21:07
> binhoriさん
そういえばショッカーの皆さんもバイクに乗ってましたね。そんなシーンを思い出しました。
Commented by 第六宝勢丸 at 2019-07-01 07:51 x
はいはい、噴霧器使ってましたね。カルピスの瓶とよく似た茶色い瓶から、白く混濁した変なにおいのする薬剤を入れて、木製のごみ箱に群がるハエと蛆虫どもに吹きかけ、殲滅してました。蚊にはもっぱら、蚊取り線香でした。
中国地方のこの辺りは、除虫菊の栽培が盛んだったんですよね。そのため殺虫剤のメーカーも沢山あったようですね。
いまでも、フマキラーさんは、地元企業で残ってますね。
この噴霧器、その昔には、ソリッドモデル(木製の模型)の塗装に使ってました。
Commented by tomo-so_ko at 2019-07-01 12:07
なるほどー
今では片手に乗る位のプラスチック容器に殺虫剤や殺菌剤
入ってて1000倍位に薄めて使ってますね。。。その前身て
訳なんですね。殲滅の読み方も初耳^^勉強になりますー
Commented at 2019-07-01 13:20 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by Beachcombing at 2019-07-01 22:40
キンチョーの瓶、鶏ついてて普通に可愛い(≧∀≦)‼︎
それに、ショッカーが面白すぎましたよ(^^)笑
hiroibitoさんのセンスすばらしき(*≧∀≦*)あはは
Commented by hiroibito at 2019-07-01 22:45
> 第六宝勢丸 さん
今思えばホントにハエも蛆虫も多かったですね~。汚い話ですが子供のころポットン便所だったので、便槽に湧く蛆虫にこういった薬を注いで駆除しているのを見ていました。町内の班で一本の瓶入り殺虫剤を持ちまわって使ってました。時代ですね~。(^^;)

噴霧器を塗装にですか。色々使い道はあったでしょうねぇ。
Commented by hiroibito at 2019-07-01 22:54
> tomo-so_koさん
昔は衛生状態が良くないからこういった物は花盛りだったようですね~。(^^;)
我が家は田舎の兼業農家だったので子供のころはいたるところに野つぼがあったし、その中に蛆虫さんたちは嬉しそうにうようよと.....。(ーー;)
そしてどの家のトイレの下にも、うよう...。←(もうええっちゅうねん!)

殲滅の意味は皆殺しとか、残らず殺すとか本当に物騒です。\( ̄▽ ̄;)
Commented by hiroibito at 2019-07-01 23:02
> 鍵コメさん
そう、時代を感じさせる瓶たちです。ガラスそのものにはあまり魅力は無いのが多いんですけどね。
ショッカーと仮面ライダー...。フィギュアなど買うことは無いんですが、これはたまたま目が合って懐かしくなり買ってしまいました。買ってみると...。子供に帰って遊んじゃいましたね~。(^^;)

懐かしマーケット行かれたんですね。私は今回行けなかったんですがホント大変だったようですね。こきーゆさんなんかひざ下がびしょびしょで足の裏がふやけたって書かれてました。
(^^;)(^^;)
Commented by hiroibito at 2019-07-01 23:07
> Beachcombingさん
ニワトリさん好きなんですよ~。狸をやめてニワトリさんにしたいくらいです。(^^;)
あ、ショッカー面白かったですか?
いかんな~。笑えないお笑いブログをめざしてるのに ....。← (どんなブログじゃ)
Commented by コバルト at 2019-07-05 15:53 x
いや、意外と集めるのが難しいし、個性的な瓶が多いので、私は殺虫剤好きですよ。
木下回春堂と、専売特許のフマキラーがあるくらいです。

それにしても、やっぱり私ってど田舎出身なんだなあって。
まだ不惑を過ぎて少しなのに、あの噴霧器が小学校低学年まで現役だったんですよね。
スプレー缶は既にあった時代なんですが、あの噴霧器と400㏄くらいの瓶一つの殺虫剤がセットで各家庭にまわってきて、殺虫剤を使い切るくらいあちこち噴霧したり防除して次の家庭に噴霧器を回す、という自治会の活動がありました。
当時は小規模にですが各家庭が家畜を飼育していたので必須だったんでしょうね。
Commented by hiroibito at 2019-07-05 16:35
> コバルトさん
似たような活動はこちらにもありました。
手押しの噴霧器じゃないし薬剤もこれらと同じものかどうかは今となってはわかりませんが、
町内の班単位で係の人が電動の噴霧器を持ってきて、薬剤を入れコンセントにさし各家の家人が「ブォーーン」って大きな音をさせながら家の中にくまなく薬剤煙幕をはって害虫を殲滅するという恐ろし気な年中行事がありました。係の人はそしてまたそれを持って次の家へ。
煙幕を張り終わった家では玄関や窓を閉め切って三時間後にやっと家の中に入れるという状態。携帯の無かった時代なので家の中で固定電話が鳴りだしたときには、息を止めてモウモウと煙る家の中に突入し、吸い込まないようにしながら短時間で要件を聞き、ダッシュで出てきて、「ゼイゼイ...。」と呼吸をするという...。電話に出なきゃいいんですが、なぜか出なきゃいけないという使命感みたいなものがありました。なかなか楽しい時代でしたね~。
\( ̄▽ ̄;)
Commented by letoroathume at 2019-07-05 22:56
キンチョールは中身入りのを二本持ってますが、プリントがとても雰囲気ある瓶です
EARTHとワイパアはカタカナがお気に入りで、新し目の[アース]の方が好きだったり(笑)
ツキトラタイガーは初めて見ました!
この中だと、やっぱりセンメツが羨ましいですね~

ご感想をお寄せ戴き、ありがとうございます!
頂いたご指摘を見て、私はやっぱりまだまだだなと思いました(笑)
早いうちに訂正いたします!
Commented by hiroibito at 2019-07-06 06:47
> letoroathumeさん
わたしゃ殺虫剤はやっぱり戦前の物の方が好きですね~。しかしキンチョールのプリントのは剝げてないのを手に入れておきたいと思います。オクにも時々出てるんだけど買うのはどうかな~という微妙さです。
ツキトラタイガーは名前が勇ましくて好きですね~。

小さな間違いは気にならないけど、動画は視聴者も多いので参考にする人もいると思います。大きな間違いは今後も指摘させていただきますよ~。\( ̄▽ ̄)
by hiroibito | 2019-06-30 15:39 | 手持ちの瓶 | Comments(16)