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梅雨明けの川 4

〆の第四弾です。

まずこのフラスコみたいな形のちっこい瓶、ガサガサになってるけどかわいいですね~。
何の瓶だろ?(*´ω`)
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で、今回の川でコレも嬉しかった瓶です。東京薬院の「テーム水」 皮膚病・殺菌・消毒の効能を謳っていました。
ネット上では見かける瓶だけど私のとこでは初めてです。ヽ(^ω^)
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エンボスは...。見りゃわかるな。(^^;)
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もう片面。
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キズが多いな~。(ーー;)
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続いて1946年(昭和21年)設立、大幸薬品株式会社のおなじみ「正露丸」です。
以下、大幸薬品のHPからまとめたことを少し書きだします。

1902年(明治35年)から中島佐一が大阪府で「忠勇征露丸」の製造販売を開始。
1940年(昭和15年)柴田音治郎が大阪府吹田市にて柴田製薬所を創業。
1943年(昭和18年)10社企業合同により、柴田製薬所は太陽製薬第四工場となる
1946年(昭和21年)中島佐一薬房から「忠勇征露丸」の製造販売権を継承、太陽製薬から独立し大幸薬品株式会社を設立、「忠勇征露丸」の販売開始。
1949年(昭和24年)「忠勇征露丸」から「中島正露丸」に名称変更。国際関係上、ロシアを征するという意味の名称はよくないということで「征」を「正」に改めた。
1954年(昭和29年)「中島正露丸」から「正露丸」に名称変更。



正露丸は現在も色んなメーカーから販売されており、細かい事まで調べるとややこしくなりそうなのでこのくらいで押さえときます。
それにしても「征露丸」から「正露丸」へのいきさつは有名な話ですが、時代背景を改めて考えさせられますね~。ヽ( ´ω` )
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ついでに手持ちの正露丸の瓶、全部アップしてもよかったかな~。ま、それはまたの機会で...。
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最後はコレ。洗ったらやっぱりコバルトブルーはきれえじゃのぉ。
1900年(明治33年)創業の横山製薬株式会社。
イボコロリは1919年(大正8年)から製造発売されています。
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反対側には「横山製薬の」エンボス。
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手持ちのイボコロリ集合っ! ( ・`д・´)/
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では、また~っ。


( ̄ー ̄)/ オマケハナシヨ!


Commented by letoroathume at 2019-08-11 01:58
最初のは薬品瓶と一緒にたくさん出品されているのを見かけたので、薬品の混合や計量に用いられていたっぽいですね
中島正露丸、青緑色でコルク栓の奴はよく見ますが茶色のスクリューでこのエンボスは初見です
SEIROGANと白鳩正露丸ならたくさん持ってます(笑)
イボコロリ、コルク栓のは[コロリ]しか残ってないので出て欲しいもんです
Commented by chinita-alta2898 at 2019-08-11 02:16
正露丸って歴史のあるおクスリなのですねー。(o^^o)露西亜を征する…時代背景も外国に対する意識も昔の日本を表しているようで、瓶1つから本当に色々な事がわかるものですね。(`・ω・´)日本史ってずっと苦手意識が強かったのですが、瓶から考える歴史は興味深いです。

イボコロ、テーム水、正露丸、お宝満載で見応えアリの収穫でした。
(((o(*゚▽゚*)o)))
Commented by hiroibito at 2019-08-11 10:39
> 狐憑き?さん
最初のと同じと思われる瓶の出品、私も見ました。やっぱり一般の市販薬とは違うでしょうね~。できれば擦れてなかったらもっと良かったんだけど...。

おっしゃるように中島正露丸のブルーグリーンのは比較的見かけますね。あっちのほうが気泡も多くてトロミもあっていい感じですよね~。
私も二つ持ってますがしっかりニュウが入ったのと、擦れて曇った感じになったのと...。
(´;ω;`)ウゥゥ
アンバーのスクリューのは、字の大きさ違いがまた別にありますね。時代は同じかもしれないけど。
白鳩のはまだ持ってたかな~?かなり状態が悪かったような気が...。(こんなんばっかり)
イボコロリは私も当分出なかったんだけど、出始めるとそれこそコロリコロリと手に入りました。狐憑き?さんにもその流れは来ると思いますよ!
Commented by hiroibito at 2019-08-11 10:44
> まるさん
高校時代、日本史は赤点ばかりでいい思い出はありません。(ほぼすべての教科だけど)
でもホントに瓶を集め始めて色々知るのが楽しくなりましたね~。広く浅くほどほどに知るのがちょうどいい感じです。( ̄ー ̄)

ありがとうござる。今回は記事的にちょっとは良かったかな~。ホントは一番好きな神薬とか目薬を取り上げたいんですけどね~、うまくいかんなぁ。(~_~;)
Commented by tomo-so_ko at 2019-08-12 21:49
えーーー
赤点ばかりだったんですか?そんな風には思えないっ
あ、そうか、きっと東大級の難しいテストで赤点って事か💡
私は理数が苦手でした。

散らばってるイボコロリ、素適ですー♡
Commented by marimotosarah_k16 at 2019-08-13 14:41
正露丸、昨日見つけて貰いました。
一緒に行ってた方は、拾い人さんのご存知の方なんですけどね((ネ´∀`))b
楽しかったですよ。
Commented by hiroibito at 2019-08-13 22:54
> tomo-so_koさん
いや~、普通の高校だったし高校に入って最初のテストだけです、赤点がなかったのは...。(;^ω^)
遊んでばかりで授業も試験勉強も全くやる気がせず、三年間通しちゃいましたからね~。
よく卒業できたもんだ...。というより追い出された感じです。(^^;)(^^;)(^^;)

イボコロリ、お褒めにあずかり恐縮です。m(_ _)m

Commented by hiroibito at 2019-08-13 22:57
> まりもさん
まりもさんのはもう一段階古いコルク栓のでしたね~。そっちのほうがいいなぁ。(^^;)
Mさん頑張ってたみたいですね~、良くして貰ったみたいでよかったですね!いいお方です。
Commented by marimotosarah_k16 at 2019-08-14 19:18
> hiroibitoさん
教えてください。
底面エンボス、拾い人さんのは、Y 10
私のは、A5、これは、何を表しているのでしょう?
そんな事も知らないの?と言われてしまいそうな質問をお許し下さい。
( *゚ェ゚)*_ _))ペコリン
Commented by hiroibito at 2019-08-14 22:50
> まりもさん
おまたせしました~(^^)/

結論から書くと双方とも各瓶メーカーの製瓶記号になります。大幸の記号じゃないんですょ。
戦後から徐々に製瓶記号を入れる瓶メーカーが多くなったようですね。

まず私のから
YはS30~36年の山村硝子の記号。これ以降はYO(大阪工場)、YS(埼玉工場)といった感じでアルファベット二文字になるようです。
10は山村硝子の瓶に対する管理記号のようですね~。

まりもさんの
Aは残念ながらどこの製瓶記号かわかりませんでした。今では存在しない製瓶会社かもしれませんね。
5はやっぱりその会社の管理用の記号でしょうね。

製瓶記号は特定の年代しか使われてないものがあったり、瓶を作った年号が直接入れてあったりするので年代の特定に役立つことがありますよ。(^ω^)
ちなみにいつも参考にしているページを書いときます。

日本ガラスびん協会
http://glassbottle.org/about/factory/
漂流乳業
https://www.citymilk.net/info/bin-maker.htm

では!
by hiroibito | 2019-08-10 22:03 | リバーコーミング | Comments(10)